突然ですが、「字が汚いことが恥ずかしい」「字をきれいに書けるようになりたい」こんな風に思った経験はないですか?
最近はメールやLINEといった連絡手段の普及により、直接字を書く機会は格段に減りました。そのため、直筆の字というのはなかなか目にしませんよね。
だからこそ、たまに目にする字のきれい・汚いで、相手に与える印象がガラッと変わるような気がしています。


字が汚いのに、きれいに書くことを諦めていませんか?きれいに書きたいのに、書けないと思い込んでいませんか?
字は何歳からでもきれいに書くことができます。ただし、正しい練習をすることが必要です。
よってこの記事では、筆者が実践した字をきれいに書くための6つのポイントを解説していきます。この6つのポイントを押さえたら、あなたも今より字がきれいに書けるようになることは間違いありません。
字がきれいに書けるようになりたいと思っている方は、ぜひとも読んで真似してみてください。

サクッと読める
字が人に与える印象
あなたが他人の書いた字を見たとき、きれいな字だったらどう思いますか?逆に汚い字だったときはどう感じますか?筆者の感想は次のとおりです。
字がきれい=良い印象
- しっかり者
- 頭良さそう
- 素敵
- カッコイイ
字が汚い=悪い印象
- ドジ
- 頭悪そう
- 残念
- カッコ悪い
多少は違えど似た印象が多いのではないでしょうか。このように字がきれい・汚いで与える印象は、大きく異なってくるのです。
字が汚い大人がきれいに書くためにまず意識するべきこと

きれいな字を書くためのポイントを押さえてひたすら練習
当然、練習が必要になりますが、単にひたすら書けばいいというわけではありません。綺麗な字を書くためのポイントを押さえて練習することが大事です。
要は効率良く練習をしなさい、ということ。そうすれば、必要最低限の時間で綺麗な字が書けるようになります。
”想い”を原動力に
なにをやるにも、そこに”想い”があれば実現できるもの。『字を綺麗に書けるようになりたい』という”想い”は大前提として必要になります。
「字がきれいと言われたい」、「相手の方に喜ばれたい」、「字をきれいに書いて自己満に浸りたい」など、どんな”想い”でもいいでしょう。
まずはそういった”想い”を持ち、原動力に変えてしまいましょう。
書くことを好きになり、書くことでワクワクする
好きなことって自然と上手になりますよね?練習も苦にならない、むしろ好んでやるため、いつの間にか上手になってるイメージです。
なぜか飲み込みも早いので、当然嫌々やるよりも上手になるのが早くなる。いつしか字を書くことがワクワクするようになれば、字は上手になったも同然です。
ワクワクという高揚感は、成長スピードを加速させるスペシャルアイテムだと僕は思っています。
字が汚い大人が字をきれいに書くための6つのポイント

ここからは練習をするにあたっての具体的なポイントを6つに絞ってご紹介します。
ボールペンを使った書き方、机と椅子を用いたシチュエーションを想定しています
姿勢を正す
腕や肩の力を抜きリラックスした状態で、背筋を伸ばして座ります。机から握りこぶし一つ分くらいをあけて座ると、きれいな姿勢が作れます。
全体像が見えるよう、ゆったりしたスペースで姿勢を整えることが大切になります。
逆に前かがみなどになり視界を狭めてしまうと、全体が見えなくなりバランスを崩しやすくなってしまいます。
相性の良いペンを見つける
ボールペンには以下の3種類があり、それぞれ特長があります。
- 水性 ⇒ なめらかで書きやすく、にじまず書ける
- 油性 ⇒ インクが濃く、色移りしやすい
- ゲル(ジェル)性 ⇒ 書きやすいが、にじみやすい
何事にも相性があり、相性の良い・悪いで成果が大きく変わってきます。先に書いたインクの性質だけでなく、ペン先の細さ・持ちやすさ・デザインなどもいろいろな種類があります。
各メーカーで強みも変わってくるため、試し書きをして自分に合ったペンを使用しましょう。
ちなみに僕のオススメは三菱鉛筆 油性ボールペン ジェットストリームプライム 0.5 ダークネイビー SXK300005D.9です。


正しいペンの持ち方を身につける
持ちやすさも大切ですが、正しい持ち方を意識することも大切です。正しい持ち方で字を書くと、自然ときれいな字に近づきます。
- ペンの先から2~3cmの位置を、親指と人差し指で持ち、側面を中指で支える
- ペンを持つ手は、手のひら部分にたまご1つ分くらいのあきを作るよう意識する
- 逆手は軽く添える程度に
※力が入りすぎないよう注意
こうするとペンの可動範囲が広がり、小回りがきくようになります。小回りがきくとなめらかな線を書くことができ、綺麗な字に近づけることができるわけです。
逆に小回りがきかないような持ち方は、可動範囲が狭まり悪影響を及ぼします。
- 親指と人差し指の間にペンが入り込んでしまう
- 小指を伸ばしてしまう
- 力みすぎ
クセを直す
クセは必ずしも直さなければいけない、ということではありません。字のクセ一つとっても、その人の個性です。
しかし、あまりにクセが強かったり、綺麗な字体とかけ離れたクセであれば直す必要があります。
字は気持ちの状態によっても変化することがあるので、まずはリラックスした気持ちでクセをリセットすることを心掛けてみましょう。
字のクセが直ったことで、その人の性格が穏やかになったという例もあるそうな・・・
字を書く機会を増やす
”側の人書く機会を増やす=練習をたくさんする”
字が綺麗に書けるようになるためには当たり前のことですね。
しかし最近はメールやLINEを中心としたやり取りが多く、そもそも字を書く機会があまりありません。
人によってはまったくない、ということもあるでしょう。であれば、積極的に人に手紙など書いてみてはどうでしょうか?
こんな時代なので受け取った側は驚くでしょうが、同時に嬉しくもあるはずです。相手が喜んでくれれば、自然と『書く』ことが楽しくなってきます。
手紙には『書く』以外にも、切手や封筒・便せんを選ぶなどの楽しみもあります。案外、あなたの中で小さなブームがくるかもしれません。
また、字の練習という目線では、紙はマス目や線があるタイプを選び、下敷きを使って書いた方がいいでしょう。
字を書く機会を増やせば、自然ときれいな字を書く意識をするようになります。
綺麗な字のお手本をマネする



字が綺麗になるための手っ取り早い方法として”綺麗な字をマネする”という手もあります。綺麗な字と自分の字を比較して、自分のクセや欠点がわかってくるのです。
小学生のときに授業でやったことがあると思いますが、『お手本をなぞる』→『お手本を見ながら書く』を繰り返します。
すると、練習しているうちにクセが修正され、綺麗な字に近づいていくことでしょう。
先に『字を書く機会を増やし、練習をする』と書きましたが、ただガムシャラに練習をすればいいというわけではありません。一字一字を丁寧に書き練習することで、上手な字が書けるようになってきます。
そのためには”お手本とする字”をマネして、綺麗な字を書くコツを感覚で身に付けていきましょう。
字が汚い大人が見落としがちなコツ
字をきれいに書くコツ⑴線をきれいに書く

字はいくつかの線から成り立っています。
- たて線 = 主に漢字・カタカナで使う基本の線
- よこ線 = すべての字に使うたて線と併せ基本の線
- 曲線 = 主にひらがなで使う線
- 折り返し線 = 主に漢字で使う線
線一つにしても、直線が曲がってしまったり、ゆがんでしまうと字のバランスが崩れ、汚く見えてしまいます。
それぞれの線を上手に書くことが、字が綺麗になるための基本中の基本ということです。

字をきれいに書くコツ⑵文字のバランスを整える|特にひらがな・漢字


文章を書くときはひらがなと漢字の組み合わせが多くなります。そういったときは、ひらがなは漢字に比べ小さめに書きましょう。
ひらがなと漢字が同じくらいの大きさになると、文章全体が大きく見えてしまいます。
大切なのは大きさを揃えることではなく、見た目のバランスを良くすることです。また、当たり前のことですが文章を書くときは、字の中心はすべて統一するように。
字が汚い大人が注意するべきこと
あせりは禁物、ゆとりを持とう
残念ながら、字が綺麗になりたいと思い練習をしたからといってすぐ綺麗になることはありません。スポーツなどでもそうですが、上達するためには練習を繰り返すことです。
字を書くときはリラックスして書くことが大事、上手になるためにもリラックスして練習することが大事です。あせってもいいことはありません。自分合ったペースで取り組みましょう。
ただ一点いうなれば、練習をすれば間違いなく昨日書いた字よりは綺麗に書けます。そこを喜びに字を綺麗に書くための練習の原動力にしてください。
字が汚い大人は練習ツールを使ってみよう
ペン字練習帳で練習する
実はこの記事内に掲載した練習帳の写真がまさにこれ。

筆者はこのペン字練習帳を使って、練習を重ねた結果、なんとたった30日の練習で字を綺麗に書けるようになりました。
練習帳で身につけたポイントを意識して書いているだけで、周囲の人に

と言われるようになり、自分でも驚きです。




ペン字練習帳、お求めやすい価格で好きなときに練習できるので、おすすめです。
ボールペン字講座を受講する
スマホやパソコンを使って、様々な資格の学習ができるオンライン学習サービス。実は資格取得のための学習だけでなく、ボールペン字講座などのメニューもあります。
>>オンスク.jpで資格勉強を効率的に!隙間時間で学べるオンライン学習サービスを解説
ただ書いて練習するだけでなく、動画などを使ったきれいな字の論理的な解説もあるため、しっかりとしたスキルを身につけることができます。
真似するだけではない有意義な講座が、効率的に習得できるような流れでカリキュラムを組んでくれるため、途中で挫折することなくきれいな字を習得できるでしょう。
また、スマホやタブレットであれば持ち運びも簡単なので、好きなときに好きな場所で練習できる点も魅力の1つです。
無料プランと有料プランがあるので、まず無料プランを使ってみて、気に入れば有料プランを使ってみてください。
字が汚い大人もまだ間に合う|字をきれいに書くにはまず『書く習慣作り』を

繰り返しになりますが、筆者は30日できれいな字が書けるペン字練習帳 (TJMOOK)を使って字の練習をし、きれいな字が書けるようになりました。
要は練習ありき、字を書く習慣が必須というわけです。
この記事で紹介したポイントは、1つ1つを意識し実践することは大したことではありません。誰にでもできることです。
結局は書く習慣を身に付け、練習を繰り返すことが大切です。それに加えて「字をきれいに書く」という意識を持つことで、これらの実現は簡単に行えます。
ぜひとも本記事で紹介した上達法を実践し、字をきれいに書く嬉しさを体感してください。字は人柄や性格を表すとも言われます。字と向き合うことで自己成長にも繋がることでしょう。

