工場の仕事内容が知りたい!自動車工場に4年勤めた経験からメリット・デメリットも解説

工場の仕事内容を解説
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「工場の仕事内容ってどんな感じなの?」
「工場の仕事に転職したいけど、自分にできるかイマイチ不安」

この記事ではこんな疑問にお答えします。

工場への転職を考えたとき、実際にどんな仕事内容なのか気になりますよね。
なにもわからないまま転職して、のちにミスマッチだとわかったらシャレになりません。

ひとこと工場の仕事といっても、内容はさまざまです。
ただ、経験者から言わせてもらうと、工場の仕事はとくに難しいことはありません。

そこで、某自動車メーカーの工場に4年勤めた筆者が、工場の仕事内容を詳しく解説していきます。

こんな人に読んでほしい
  • 工場の仕事内容が知りたい
  • 工場への転職を考えている
  • 工場で仕事することが決まっている
りょうむた
きっと、あなたが思っているより工場の仕事内容はいろいろある。

 

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工場の仕事内容は?まず任されるのはこの5種類

工場仕事の様子

工場の仕事内容はさまざまだとお伝えしましたが、最初に任されるのは以下のいずれかです。

  • ライン(流れ)作業
  • ピッキング・部品供給作業
  • 成形・塗装作業
  • 品質検査
  • マシンオペレーター

どれも資格や経験は必要なく、雇用形態によって変わったりもしません。
人員の状況で、いずれかの工程に配属されます。

りょうむた
じゃあ仕事内容を簡単に解説していくね。

 

ライン(流れ)作業

『ライン作業』という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
それだけ工場の仕事の中で、もっとも多くの割合を占める仕事でもあります。

内容は、ベルトコンベアや台車に乗って流れてくる製品に、パーツや部品を組み付けていく作業です。
1人が担う作業自体は小範囲で、多人数のライン作業者で完成に向け仕上げていきます。

流れ作業というだけあって、小範囲の仕事をひたすら繰り返します。
慣れれば簡単で、単純な作業です。

おおむね1日の生産数が定められており、目標数量に達すればその日の仕事はおわりとなります。
逆に達しなければ、残業や休日出勤が発生します。

りょうむた
食品工場とかであれば、食材を盛り付けるとか、包装するとかの工程もあるみたい。

 

ピッキング・部品供給作業

『ピッキング』の意味はいくつかありますが、工場の仕事では、物(部品)を倉庫から取り出すことをいいます。

具体的には、流れてくる伝票どおりに必要な物(部品)を取り出し、次工程に送る作業です。

取り出したあとの運搬方法は現場によってやり方が変わります。
台車や無人車に乗せて送ったり、物流の担当者に渡す場合もあります。

りょうむた
伝票もいくつかのパターンに決まっているので、ピッキングも簡単だよ。

 

成形・塗装作業

成型は、主に樹脂製の製品を扱う工程での仕事です。
樹脂で型を作り、整える作業をしていきます。

型取りは型に樹脂を流し込み、プレス機にかけるだけ。
ほとんどの作業はロボットが行います。

型ができたら、残すはバリ取りです。
専用のカッターで形を整え、次の塗装工程にバトンタッチです。

りょうむた
『形を成す』ってことで成型なんだね。

塗装作業は必ず専用ブースで行われます。
仕事内容は、塗料吹きつけ用のガン(銃?)を使い、対象物にひたすら塗料を吹きつけていくだけです。

塗料は温度が低いと固まってしまう弱点があります。
そのため、塗装室の室温は高めに設定されていることが多いです。

りょうむた
専用の作業着も着ないといけないから夏は地獄、冬は天国。
あとマスク着用だけど、シンナーの匂いもなかなか強い。

 

品質検査

品質のチェックを行い、不良品の発生を防ぐ仕事です。
基準に満たない製品を見つけたら、担当工程へフィードバックをします。

基本的に各部署の最終工程に設けられており、自部署が出すものに対して責任を持ちます。
なので不具合が発生すると、製造者はもちろん、品質検査役にもなんらかの対処が求められるわけです。

仕事内容自体は楽ですが、集中力は欠かせません。
1日に何百何千という数の品質チェックをするので、意外と大変だったりもします。

りょうむた
最初は「よーし!不具合品を出さないようにするぞ!」と張り切るけど、時間の経過とともに集中力が切れてくる・・・

 

マシンオペレーター

わかりやすくいうとロボットを操作する仕事です。
ロボットと聞くと難しく感じますが、意外にもボタン1つで操ることができました。

加工する製品を規定のポジションにセットして、ボタンを押すだけ。
加工がおわれば、各所チェックし、不具合がなければ次の工程に送ります。

ほとんどのロボット操作は専門知識がいらず、資格もなしに操作ができます。
そんなに体力も使わないので、正直かなり楽な仕事です。

りょうむた
とにかく不具合や事故を起こさないよう注意するだけ。

 

工場には他にもこんな仕事内容がある

工場の製造現場

先ほどは資格も経験も必要ない、最初に任される5つの仕事を解説しました。

工場には他にも資格が必要な仕事や専門性の高い仕事も存在します。

  • 物流作業
  • 保全作業
  • 生産管理
  • 現場改善作業

これらは主に経験者や勤務歴の長い人が担う仕事になります。
順に解説していきます。

りょうむた
未経験者の転職ではこれらの仕事に就くケースは少ないよ。
逆に経験者であれば可能性あり。

 

物流作業

フォークリフトに乗って、大きな荷物や製品を運びます。
そのため、フォークリフトに乗るための資格が必要です。

1日の大半が座っての仕事になるので、腰痛持ちにはキツイかもしれません。
実際に経験の長い先輩が「腰痛が悪化して辛い・・・」と言っていました。

資格自体は、費用さえ払えば数日の講習で取得が可能です。
1トン以上になれば試験がありますが、工場仕事ではそこまで必要ないでしょう。

りょうむた
資格取得は簡単なので、物流の仕事がしたい人は先に資格を取っておくといいかも。

 

保全作業

文字どおり、現場の安全を守ります。
主に工場の設備・機械のメンテナンスが担当で、勤務中は工場内を巡回します。

他には急なトラブル対応や、簡単な設備の修理も行わないといけません。
よって、専門的な知識も必要になります。

転職してすぐに就ける仕事ではないので、希望しても就くのが難しい仕事です。

 

生産管理

担当部署の生産台数を管理します。
計画台数をもとに、日々の生産数を設定し、進捗管理をしていきます。

計画に対して遅れが発生すれば、挽回のために残業を計画し、それでも間に合わなければ休日出勤を設定します。

裏方でありながら、工場にとってはとても大切な仕事の1つです。

りょうむた
工場の中では数少ない知的労働なので、大卒者やエリートとされる人が担当することが多い。

 

現場改善作業

ライン(流れ)作業の効率を上げるために、現場にテコ入れをする仕事です。
必要とあれば、設備に手を加えたり、新しい設備を作ったりもします。

工場では仕事の数を『工数』とたとえて表現します。
改善担当者は、この工数を少なくするのが目的です。

工数が減れば作業にかかる手間・時間を抑えることができるため、人員の削減にも役立ちます。

とはいえ、仕事のやり方自体から見つけ直さなければいけないので、創造力が必要な仕事でもあります。

 

工場で仕事をするメリット

仕事内容がわかったところで、筆者が思う工場で働くメリットを挙げていきます。

りょうむた
これらに共感できる人は工場の仕事が合っているかも。

 

仕事が簡単

基本的に難しい仕事はありません。
慣れるまで大変なこともありますが、どんな仕事も1~2週間で習得できます。

慣れてしまえば、あとは単純作業の繰り返しです。
とくに考えることなく、仕事がこなせるようになるでしょう。

 

人とのコミュニケーションがなくて済む

朝礼や終礼、休憩時間を除くと、人と関わることがほとんどありません。
担当工程が1人であれば、1人黙々と作業をすることになります。

「人とのコミュニケーションが苦手」
「なるべく人との関わりが少ない仕事がいい」

こんな方には最適な仕事ではないでしょうか。
販売職や営業職で対人関係に疲れた方には、とくにおすすめです。

りょうむた
対人関係によるストレスが少ないのは、想像以上に楽だよ。

 

数字(売上)に追われない

個人的に1番のメリットだと感じるのはこれ。
とくに販売・営業職経験者は共感していただけるのではないでしょうか。

上記職種だと、どうしても売上ノルマが課せられますよね。
達成できれば問題ないですが、未達成時のプレッシャーといえば、筆者は思い出したくありません・・・

対して工場の仕事は生産の計画台数があるだけで、個人にプレッシャーがかかることはありません。
生産台数なんて、労働時間さえ増えれば、必然的に増えますからね。

実際に販売・営業職から、工場の仕事に転職する人も多いと聞きます。
それだけ、みんな対人関係に疲れたり、数字に追われることに嫌気がさしたりしてるんですね・・・

りょうむた
僕も営業で数字に苦しんだとき、「工場の仕事は楽だったな~」と思い出してたもんな。

 

身体が動かせる

大人になると運動する機会が減って、運動不足になる人が多いですよね。
その点、工場は肉体労働になるので、適度に身体が動かせます。

しかも、夏は暑くて汗が止まりません。
実際に働いていると嫌になりますが、代謝を促す意味ではいいことでしょう。

きっと老廃物も流れているので、ある意味健康的だと思います。

りょうむた
でも熱中症には気を付けてね。水分補給は大事。

 

長時間労働がない

昨今、問題視されている長時間労働ですが、工場では起こりえません。
それはなぜか?

基本的に交代制勤務なので、ある一定時間以上の残業はできない仕組みになっているからです。

わかりやすく、筆者が勤務していた工場を例にしてみます。

  • 早番=6:30~15:00
  • 遅番=16:00~24:30

上記を見てわかるとおり、早番はどんなに残業をしたくても1時間しか残業できません。
一見、遅番は残業しようと思えばできそうですが、そこはきちんとしたルールがありました。

「1日の残業は2時間まで」

よって、遅番も長くても2時間の残業しかありませんでした。

りょうむた
じゃあ日勤のみの工場だったら残業し放題じゃん?

それもありえません。

工場での仕事は、同時にロボットや設備も稼働しています。
それらの稼働時間はしっかりと記録されているのです。

つまり、度の超えた残業をしてしまうと、ロボットや設備の稼働時間でバレてしまうわけです。

工場の仕事で長時間労働がない理由
  1. 交代制勤務なので、残業できる時間が決まっている
  2. ロボットや設備の稼働時間で、労働時間の記録が残る
りょうむた
工場で働いてたときは、1日2時間を超える残業はありえなかったもんな。

 

残業代は全額支給

前述したとおり、設備の稼働時間に応じて、労働時間も記録に残る仕組みになっています。
そのため、社員が仕事をした時間も偽ることができません。

したがって、残業代は働いた分だけ、すべて支給されます。

当然と言えば当然ですが、『サービス残業』という言葉が横行する時代です。
残業代がフルで支給されることも、メリットになるのではないでしょうか。

 

社員食堂がある

大きな工場に限られますが、社員食堂が設けてあります。
これの何がメリットかというと、安価な価格で食事ができるという点です。

最近はコンビニでご飯を買うにしても、1食700~1,000円くらいかかりませんか?

りょうむた
僕はそのくらい平気でかかる。

社員食堂だと、300~500円くらいでお腹いっぱい食べられました。
そしてご飯類、麺類とメニューも充実しています。

りょうむた
うどんやそばが200円くらい、カレーも300円くらいだったなー。

食事代が安く済むのは、意外にもメリットが大きいはずです。

 

工場で仕事をするデメリット

メリットの裏にはデメリットがつきものです。
どちらが大きいかは、あなた自身が判断してください。

りょうむた
デメリットがあるからメリットも引き立つ的な。

 

単純作業の繰り返しで飽きやすい

仕事が簡単なことはメリットですが、単純作業で飽きやすい点はデメリットです。
とくに飽きっぽい人には退屈な仕事になる恐れがあります。

1日8時間以上、ひたすら単純作業の繰り返しです。
細かいことに集中できる人でないと、長く続けるのは難しい仕事かもしれません。

りょうむた
地味な作業でも苦にならない人には良い仕事。

 

スキルアップができない

誰でもできる簡単な仕事がゆえ、スキルアップは見込めません。
慣れてしまえば、なにも考えずに仕事ができるようになるほどです。

とはいえ、まったく何も身に付かないわけではありません。

携わる製品についての知識、工具の使い方などは知ることができます。

しかし、仕事をとおしてスキルアップを目指す人には、他の仕事をおすすめします。

りょうむた
逆にまったり働いてお金を得たい人にはおすすめの仕事。

 

最低限の体力が必要

身体を動かす肉体労働であるため、まったく体力がない人はついていけなくなります。
最低でも、運動が苦にならない程度の体力は必要です。

部署によってはハードな仕事も存在します。
運悪くそういった部署に配属になれば、数週間の筋肉痛は覚悟してくださいね・・・

りょうむた
あと夏場はめちゃくちゃ暑いので、2倍の体力が必要かも。

 

夏は暑く冬は寒い

基本的に工場は閉鎖された環境です。
そのため、夏は蒸し風呂のように暑く、冬は雪山のように寒いです。

空調設備としてスポットクーラーやヒーターがありますが、そんなものは気を紛らわす程度しか効力がありません。

冬は動いていれば暖かくなるのでまだマシです。
ただ、夏の暑さはどうしようもなく、サウナ状態になってしまいます。

りょうむた
冬の夜勤の寒さも相当ヤバイけどね。

 

変則勤務で夜勤がある

工場での仕事は交代制勤務になることが多いです。
工場や時期によって変わると思いますが、筆者は2交代勤務をメインにやってきました。

交代制になれば、当然夜勤や遅番での仕事も発生します。
夕方や夜から働いて、夜中もしくは朝まで働くパターンです。

りょうむた
これがまたキツイのなんのって・・・

人間は朝~昼間に働いて、夜は寝るように身体ができていると聞きます。
そのせいか、夜働いて、朝~昼に寝るのはどうも疲れが取れません。

実際に長期間にわたって交代勤務をした人は、普通の人と比べて寿命が短くなるとか・・・
真意は定かではありませんが、1週間ごとに生活スタイルがガラッと変わる交代勤務は、身体にいいことは少ないでしょう。

りょうむた
夜勤手当や交代手当がもらえるのは正直嬉しい。
あっ、一応日勤だけの部署もあったよ。

 

繁忙期は休日出勤が多くなる

これはどの業界、仕事にもありえることだと思います。
ただ、工場は残業時間がある程度決まっているため、生産に遅れが出ると休日出勤が発生しやすくなります。

とくに繁忙期は、毎週のように休日出勤がありました。
日々の残業をこなしての休日出勤は、なかなか堪えます。

繁忙期は製造している製品によって変わってきます。
新製品の立ち上げ当初とかは忙しかった記憶がありますね。

ただ、働いた分はすべて手当・給料としてしっかり支給されます。
お金を稼ぎたい人には、デメリットではなくメリットになるかもしれません。

りょうむた
僕はお金より休みが欲しかった・・・

 

経験者が思う工場での仕事が向いている人

改めて、「こんな人は工場の仕事に向いている」というのを挙げていきたいと思います。

りょうむた
2つ以上当てはまったら、工場の仕事への転職を考えてみてはいかが?

 

簡単な仕事がしたい人

工場の仕事には、複雑な技術や知識も必要ありません。

本記事内で何度も言っていますが、はっきり言って仕事は簡単です。
かつ機械といった無機物が相手の仕事なので、面倒な感情論も入ってきません。

「余計なことは考えず仕事をしたい」
「できるだけ簡単な仕事をしたい」

こんな人にはぴったりの仕事です。

 

人とのコミュニケーションが苦手・嫌いな人

無機物相手の仕事で、感情論いらずの工場では、人とのコミュニケーションを最小限に抑えることができます。
休憩時間さえ1人で過ごしてしまえば、朝礼・終礼以外はとくに人と関わらないでいい日がほとんどです。

「人との関わるのが面倒」
「なるべく1人で黙々と仕事したい」

こんな人に向いている仕事です。

 

数字(売上)に追われたくない人

販売や営業職で数字に追われることに疲れた人にもおすすめです。
不具合を出すことなく、計画台数さえこなせれば、何も文句は言われません。

とにかく、売上ノルマがないと精神的に楽です。
まちがいなく仕事でのストレスが少なくなります。

 

学歴不問・未経験可の仕事を探している人

特殊な工程以外では、学歴も経験も求められません。
なので、そういった条件で探している人にはおすすめしたい仕事でもあります。

学歴や経験のない方でも、コツコツと努力できる人は向いている仕事です。

 

お金を稼ぎたい人

残業代がフルで支給されるため、忙しい工場で働けば、かなり稼げます。

期間工や派遣の募集を見ると、ほとんどが寮付きです。
家賃を含めた生活費を抑えることができて、その上で稼げるということです。

学歴や経験いらずで稼げる仕事は、そう多くはありません。
お金を稼ぎたい人は工場での仕事を検討してはいかがでしょうか?

りょうむた
知人がトヨタの期間工で働いていたけど、3年間で300万円貯めて帰ってきた。

 

工場にはさまざまな仕事内容がある

工場の外観

ひとえに工場といっても、仕事の内容はさまざまです。
その工場が扱う製品や、配属される部署によって変わってきます。

もし工場の仕事をするか迷ったときは、この記事で解説したメリット・デメリットを読み直してください。
その上で工場で働きたいと思ったのなら、あなたは工場の仕事に向いているはずです。

りょうむた
工場への転職は、業界No.1サイトの工場ワークスがおすすめだよ。
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工場の仕事内容を解説

ABOUTこの記事をかいた人

りょうむた(31) 福岡在住のオシャレ好き セールス/プログラマー/恋愛メディアwebライター 大手自動車メーカーに約4年→大手アパレルに約4年→大手電機メーカーGに約4年と謎に大手を渡り歩く。 その後、紆余曲折を経てプログラミングをやりながら、再び大手電機メーカーでセールスを担当することに。 ファッション・フットボールが大好き。 結婚願望ありで婚活スタート。 「まず自分が楽しむ」をモットーに思考・仕事・ファッション・恋愛ネタを中心に発信しています。